ドイツのフレゼニウスグループは透析、輸液などの製品を提供する世界トップ500社に入っている企業である。その独資子会社である北京フレゼニウス・カービの二期プロジェクトが大興生物医薬産業基地に礎を築き、当該プロジェクトによりこの国際医薬大手が中国におけるサプライチェーン体系を整備する見込みである。
ドイツのフレゼニウスグループは1912年に創設され、透析、輸液、臨床栄養治療製品を提供し、病院と在宅医療ケア及び付帯サービスを提供する医療会社である。本社がドイツのバーデンフンブルクに位置し、世界トップ500社の業界トップに長年連続でランクインしている。北京フレゼニウス・カービ医薬有限公司はグループが1994年に中国で設立した独資子会社である。
フレゼニウス・カービプロジェクトは北京全体の配置と発展の加速化を促進しており、すでに医療保険、コンサルティング、後発医薬品、医薬輸入、配置アウトソーシングなどの面での協力について交流を進めており、また、医薬配置アウトソーシングサービス方案や健康管理、医療保険協力、商業保険プロジェクトなどでの協力案を推進している。
大興生物医薬基地で北費プロジェクトは66ムーの敷地を有し、総投資額が約5億元である。2013年初めにフレゼニウスグループが医薬基地に投資して工場を建設すると決意した以来、北京市政府、大興区政府、大興生物医薬医薬産業基地及び関連部門より強力な支援と配慮を得て、プロジェクトは予定通り建設を完了し、2017年に最大な生産力を発揮して全面的に運営することを実現した。会社は2018年において売上高が23億2千万元、税収が3億9200万元に達し、2019年になると年間生産額が27億元に達するとの見込みである。この製剤工場はフレゼニウスグループが近年において中国で比較的に大額な固定資産投資プロジェクトであり、グループが初めて中国で建設した独資生産工場でもある。これにより、フレゼニウスグループが北京に根を張り、中国にサービスを提供するという確固たる信念を示している。